「オンラインサロンってなんか気持ち悪い」
こんな意見を聞いたり、もしくは自分自身でそう感じたりしたことはないでしょうか?
オンラインサロンはここ数年で爆発的に増え、オンラインサロンを運営していることや入会していることは珍しいことではありません。
しかし、いくらオンラインサロンが市民権を得てきたとはいえ、「新興宗教みたいで怖い」「なんか気持ち悪い」とオンラインサロンに対して嫌悪感を抱いている人がいるのも事実です。
今回こちらの記事では、複数のオンラインサロンに所属したことのある筆者が、以下のテーマについて考えてみました!
- オンラインサロンはなぜ気持ち悪いと感じるのか
- 比較的気持ち悪くないオンラインサロンの特徴とは
- 気持ち悪いオンラインサロンに当たってしまったときの対処法
「オンラインサロンに興味はあるけど、気持ち悪いって聞くしどうしよう・・・」と考えている方は、少しは不安がやわらぐかもしれませんので、読んでみてくださいね。
オンラインサロンが気持ち悪いと感じる5つの理由
まず、Twitterや掲示板を参考にしながら、オンラインサロンが気持ち悪いと感じる理由について考えてみました。
気持ち悪いという意見をまとめてみると、5つの意見にざっくりと分けることができます。
- 参加者が信者のように見えるため
- 新しい業界のため
- コンテンツが洗脳のように見えるため
- 変な参加者がいるため
- 運営者の性格が好きじゃないため
詳しく解説していきます!
①参加者が信者のように見えるため
いわゆる「信者」が特定のコンテンツに群がる系は、それが作品ならまだ何もないが、対象のコンテンツが人になると、一気に気持ち悪さが加速するよね。オンラインサロンとかもそうだけど、この作品のここが良いよね、ではなく、この人のこういう考えが好きみたいな。
— ナンヤカンヤデ2世@共感性がないツイッタランド (@katakatakata429) June 17, 2018
オンラインサロンの参加者が、運営者の信者のように見えてしまうという意見があります。
サロン参加者が「この人が言うなら間違いない!」と運営者のことを盲目的に信じていたり、運営者の言動すべてを称えていたりする様子を、気持ち悪いと感じる人が多いようです。
運営者は特定の業界やジャンルで結果を出している人であることが多いため、サロンメンバーからすると運営者を尊敬するのは当然ともいえます。
しかし、サロンに入っていない人からするとサロン参加者は熱狂的な信者に見えてしまい、温度差を感じるのは仕方ないかもしれませんね。
②新しい業界のため
一連のオンラインサロンの流れ気持ち悪すぎるだろw
— すろっぴ (@hanabiojisan) February 28, 2020
オンラインサロンの歴史はまだ浅く、比較的新しい業界の部類に入ります。
新しい業界は一般に広く受け入れられるのに時間が掛かりますので、サロンに入っている少数派の人々を特殊と捉える見方もありそうです。
また、少数派であることに加えて、オンラインサロン独自の風潮も気持ち悪さに影響しているかもしれません。
オンラインサロンの風潮のひとつに、“お金を貰ってイヤイヤ働く時代は終わり、これからはお金を払ってでも好きなことで働く時代”といった考えが存在します。
この考え方は、「仕事にガマンは付き物」「お給料をもらうためには仕方ない」という一般的な感覚と真逆なので、受け入れがたいと感じる人もいるはずです。
③コンテンツが洗脳のように見えるため
オンラインサロン、興味はあるけどその人(オンラインサロンの主)に洗脳されてる感があってどうも馴染めない
— 真黒野差実(まぐろのさしみ) (@mgrnssm) February 22, 2020
特に自己啓発系のオンラインサロンに当てはまるのが、運営者の考えやコンテンツに洗脳されているように見えるという意見です。
オンラインサロンの中心人物である運営者の考え方・やり方が、サロン参加者にも“常識”として浸透することがあります。
サロンで学んだ知識がどういった内容であれ、“他人に考えをすりこまれた”という様子だけに焦点をあてると、洗脳と結びついてしまうのではないでしょうか。
④変な参加者がいる
そういえばオンラインサロンとかもあんまり高すぎると変な人が混じってきますね
— 椋@かんがえごと用 (@mukuretroyasan) October 23, 2019
オンラインサロンには変な人が集まりやすいとのイメージも存在しています。
無料サロンは誰でも入れてしまうため民度が低いという意見や、逆に、数万円払って有料サロンに入っているのは変な人との意見もあります。
大多数が集まれば変な人がいる確率が高くなるのは、オンラインサロンに限らず実生活でも同じと言えるかもしれません。
⑤運営者の性格が好きじゃないため
オンラインサロンが流行りそうで儲かりそうだからと大した実績もなく価値も提供できない人たちまでもがオンラインサロンに乗り出す気持ち悪さ。有料メルマガでマネタイズできる!みたいなかつてのブームと同じ
— カメライターかさこ@アメブロ毎日更新・ネット発信戦略セミナー主催 (@kasakoworld) September 9, 2018
そもそもサロン運営者の性格・方針が好きになれないため、気持ち悪いと感じることもあります。
運営者の中には、「オンラインサロンが流行っていて儲かりそうだから」という理由でサロンを始める人もいるようです。
お金儲けが悪いことではなくても、サロンへの露骨な勧誘や参加者を金ヅルとして見ている運営者の態度を感じてしまうと、嫌悪感を抱かれるのは仕方ありません。
この点については、オンラインサロン全体の気持ち悪さというより、運営者の性格による部分が大きいです。
特定の人や考え方を支持する人が集まるので、気持ち悪いと感じる
オンラインサロンに気持ち悪さを感じる人の意見として、信者・宗教・洗脳というキーワードをよく耳にします。
信者・宗教・洗脳という言葉から想像できるのは、特定の考えを支持する人達が集まっているということです。
似た者同士が集まるオンラインサロンでは「これが正解!」「こうすべきでしょ!」という共通認識が多く、外部の人から見ると「みんな同じ考えを持っていて気持ち悪い」という感想になるのかもしれません。
しかし、オンラインサロンでの考え方に自分が賛成・共感できるなら、むしろオンラインサロンは居心地の良い場所となります。
似た考えを持っている人との会話は盛り上がりますし、自分が興味のある分野の話もたくさん聞くことができます。
例えば、パチスロを趣味としている人は、パチンコのオンラインサロンで当たり台の情報を得られたらとても嬉しいはずです。
しかし、パチンコに興味がない人からすると、何も楽しくないどころかギャンブルを助長していると嫌悪感を抱く可能性すらあります。
結局のところ、気持ち悪いと感じるかどうかはサロンに入会する本人次第ということになります。
健全なオンラインサロンにある3つの特徴
「オンラインサロンが気持ち悪い」という意見は確実にありますが、あまりネガティブな印象を受けない“健全なオンラインサロン”についても考えてみました!
ネガティブな評価が少ないオンラインサロンには、このような特徴があります。
- 参加者の民度が高い
- 運営者が気さく
- 参加者が成果を出している
運営者がスゴイ人というだけではなく、サロンに所属しているメンバーはどういう人たちなのかということも重要です。
この3つの特徴について、ひとつずつ解説していきます。
①参加者の民度が高い
健全なオンラインサロンは、参加者の民度が高い印象を受けます。
民度が高いとは、他人が不快に思うことをしたり迷惑をかけたりしないということです。
民度を判断するには、以下のようなNG行動にサロン参加者が当てはまらないか注目してみるといいかもしれません。
- 他のオンラインサロンの悪口を言っている
- サロン入会をゴリ押ししている
- Twitterでアンチのコメントを送っている
- 愚痴ばかり吐いている
- セクハラ発言をしている
- イベントへの参加を強制している
サロン入会前にTwitterや掲示板で確認しておくと安心ですね。
②運営者が気さく
評価の高いオンラインサロンの運営者は、気さくな人柄であることが多いです。
気さくな運営者は、サロン参加者と積極的に交流することを好んでいる印象があります。
反対に、運営者とサロン参加者の間に主従関係があったり、運営者が放任主義だったりするとサロンは荒れやすくなります。
サロン参加者が一方的に運営者の話を聞いたり見たりするだけでなく、運営者とやり取りできる機会が定期的にあるかは大事なポイントです。
運営者に質問できる仕組みやオフ会の開催などで、交流を深める機会がサロンの活動内容に含まれているかチェックしてみましょう。
③参加者が成果を出している
サロン参加者が成果を出しているなら、有益なオンラインサロンである可能性が高いです。
参加者が成果を出しているということは、オンラインサロンで実践的な知識・技術を身に付けられているということになります。
よくありがちなのは、「サロンに入会しただけで満足してしまって、具体的には何も成果を出していない人」ばかりのオンラインサロンです。
サロン内で起こっていることを傍観するだけでなく、「自分もやってみよう」という行動力を引き出してくれるオンラインサロンは、自分にとってプラスになるはずです。
万が一の時でも退会すれば解決することが多い
もし、入会したオンラインサロンが気持ち悪さ全開だったとしても、退会してしまえば解決するパターンがほとんどです。
オンラインサロンの多くは非公開グループで活動していることから、退会すればサロンに関する一切の情報や連絡は来ることがありません。
ひとつ気を付けたいのは、自分の住んでいる場所や働いている職場など、詳しい個人情報をサロン参加者へ安易に教えないことです。
オンラインサロンで出会って仲良くなったとしても、素性のよく分からない人であれば注意は必要です。
個人情報に気を付けていれば余計なトラブルに発展する心配も少なく、オンラインサロンとのつながりをスパッと断つことができます。
まとめ:オンラインサロンは気持ち悪いと感じてもメリットも大きい
今回は、オンラインサロンが気持ち悪いと言われる理由や、健全なオンラインサロンの特徴についてまとめました。
特定の考え方を持つ似た者同士が集まっている様子は、外部の人からすると気持ち悪く見えることがあります。
しかし、オンラインサロンに入会している内部の人達は、そこでしか見聞きできない情報や興味のある分野について望んで知識を得ています。
オンラインサロンのようにクローズドなコミュニティは、外部と内部ではまったく見える景色が異なるのです。
表に出回らないレア情報を手に入れられるのは、オンラインサロンならではのメリットと言えるのではないでしょうか?